ルールを知ろう!早速スタート!ソフトボール審判研修会事例(CASE1,2)
【事例1】
得点0-0,一死走者2.3塁。センターへ大飛球,フェンス前で倒れ込みながら好捕。
3塁走者は,捕球後タッチアップし本塁へ。
2塁走者も3塁走者の続き本塁に到達した。
センターからの返球を受けたセカンドは,2塁ベース上でタッチアップが早いとアピール。
3塁審からジャッジはなく,状況を見ていた1塁審が「アウト」をコール。
3死で攻守交代。
放送も無得点とアナウンス,記録も無得点とし,そのまま試合は続いて0-1で終了。
攻撃側のチームが勝ちました。
プロテストはなかった。
(どうしたらよかったでしょうか?)
・2塁走者へのアピールアウトより3塁走者のタッチアップによる得点が早い。
タイムプレーになっている。よって,得点1。
・球審は,得点1のコールとゼスチャーをする。
・このようなケースが発生した時は,間違いのないように得点の確認を
5審ですべきなんでしょうね。
・試合が進んでネット裏でも気づいたようですが,もう修正できないし,
審判が油汗をかく事例です。
この事例とは別に
時々起きる魔のケース,ホワイトアウトのようにグランドで内で起きる。なぜ誰も見てなかったの?
なぜに誰も気がつかなかったの?なんてことがありますよね?(あってはいけないんだろうが)
副審も含め5審でしっかり見ろ,ジャッジしろと言われてはいますが,
でもあったりするんだから。魔のケースが。
当事者しかわからないのよ。
別件ですが。そういえば,2塁走者のタッチアップアピールが3塁審に来た時,見てなかったので正直に球審に
ジェスチャーで見てなかったと振ったら,また振り返されて
「オット!どうすりゃいいんだあ!」
こんな時,1塁審に振っていいのだろうか?などと考えるとまた悩む。
この時どうしたかは言いません。😁
【事例2】
無死2塁,打球はセンター前ヒット。走者は本塁に走り込んできた。
センターからの送球が,3塁側に外れ,捕球しようと3塁側に動いていった捕手と走者が
激突。(90キロクラスの男子選手同士の激突すごい音がした)
本塁の前で両者倒れ,ピクとも動かなくなった。
送球は,ベンチに飛び込んだ。
(その時の対処)
・送球がデッドラインを越えたのでボールデッド。
・プレイを止め5審で協議。走塁妨害か守備妨害かで意見が分かれた。
・避けられなかったプレーとし成り行きと結論した。
・走者は,動けなっていたが,ボールデッド2個の安全進塁を適用。
・得点を認め,無死2塁で試合を再開した。
と簡単に言っておりますが,当事者(審判)はそんなすんなりと対処できたわけでは
ありません。
激突の瞬間は,球審はなんのコールもジェスチャーもできません。頭の中真っ白。
球審の背後のいった送球が,ベンチに飛び込んだのも見られませんでした。
塁審から教えてもらい,ボールデッドコール。
たまたま,ボールデッドでしたが,ボールがデッドにならず,サードが拾い
倒れている走者にタッチにいったらどうするのかなど。
(サッカーはボールを外に蹴ってゲームを止めますよね)
「おいおいタッチに行くんじゃねえ!」とタイムをかけるか?
プレーが止まれば,っていつ止める?
多分タッチにいってもアウトコールをせずタイムをかけ協議するのが正解かな。
まるで筆者が当事者だったような?皆さんのご想像にお任せします。
こんな感じで事例公表をしていきたいと思います。審判研修会のような堅苦しい感じではなく。
「そうは言ってもさ。」「そりゃ無理筋じゃね?」属人的に審判の心の葛藤も推測しながら
やっていきたいですね。もしかしたら即終了となるかもしれませんが。
皆さんのご意見やご要望もぜひコメントでいただければと思います。