ソフトボール審判CASE 5,6ルールを覚えよう!
写真はイメージです。実際の事例とは関係ありません。
CASE5
・4回裏(時間的に最終回)7対7で1アウト満塁。打者は四球で押し出し。
打者走者は,サヨナラ勝ちの喜びのあまりベンチから飛び出してきた選手と
抱き合い,その後1塁ベースに着いた。
3塁走者は,その前にホームを踏んでいた。
相手チームから「走塁援助」ないかとプロテストがあった。
(当時の対応)
5審で協議の結果「走塁援助」みなし打者走者アウトとし2アウトとし,
インプレーであるので得点1。ゲームセットとした。
(どうしたらよかった?)
ケースブック(8-130)では,「本塁打を打った打者が,3,本塁間でチームメートと
握手をし,さらに背中を叩かれながらホームイン」というケースがあり
このケースは,「走塁援助とはみなさない」とあります。
つまりこのケースも「走塁援助」には該当しないと思われますよね。
ただし,打者走者が,1塁まで行かないでベンチに入ったら進塁放棄でアウト。
*四球は1個の安全進塁権(インプレー)ホームランは4個の安全進塁権(ボールデッド)
四球で安全進塁権を得た打者走者の安全をチームメイトが脅かした。
中学生ですから,よほど嬉しかったんですよね?
でも1塁に行くまで我慢しようね。それにコロナ禍の試合運用のルールで
ハグは,避けましょう。でもハイタッチ,ハグなど,思わずやっちゃう,
大きい声で声援を送るなどの場面結構見かけましたが、うーん!仕方ない。
喜びを爆発できない試合は楽しくないし,そもそもそれって試合なの?ってことに。
チームメイト全員が離隔をとってエアハイタッチ!エアハグ!これだね。
どこかのチームでかっこいいの考えてやってくれないかなあ?
TikTokか何かにあげて欲しいなあ。流行らせようよ。
企画力ある応援をしたところには,特別賞を出すとか,そしたら大会はもっと面白くなるのでは?
CASE6
・ノーアウト走者2塁3塁。打者はセンターフライを打つ。3塁走者は,タッチアップで本塁へ。
2塁走者も3塁へ。
この時,守備側監督から「3塁へボールを投げろ!」と大きな声が。
ピッチャーは,慌てて3塁へ送球したが,悪送球となり,場外へ。その間に
3塁走者もホームインし2点。
その後,守備側監督からは,何もなくゲームが進行した。
(問題点)
・アピール権は,ボールが場外でボールデッドでも消滅しないので。
新しいボールが,投手に渡されたらもう一回アピールできたのに。
実は,「3塁へボールを投げろ!」という指示がよくわからなかったようなんです。
アピールのためですから,ゆっくりでよかったのにねえ。慌てて大暴投になった?
選手もルールを良くわからなかった?のかな?
もし,3塁走者のタッチアップが早かったら?2塁走者のタッチアップが早かったら?
ボールデッド時のアピールの仕方は?(審判委員会申し合わせ事項9ー11)
色々,ルールを思い出させてくれたケースでした。
ちなみにこの時の3塁審。やる気まんまんでアピールくるの待っている雰囲気。
アピールくるまで自然体で願います。
今回のCASE5、6はどちらも中学校の試合。中学校の試合は何が起きるかわからないので、
神経は使いますよね。