[ルール&事例集]こんなことが発生しました。どうする?(タイムプレー)
写真と事例は関係ありません。昨年の2種認定会の模様。
あけましておめでとうございます。
今日あたりから仕事始めの方も多いのではないでしょうか?
今年も皆さんそれぞれに頑張っていきましょう!
今回から何回かに分けて、昨年のゲームで起きた事例を挙げていきます。
昨年末の仙台市審判研修会で上がった事例等もご紹介してまいります。
まずは
【事例】①
一死走者2、3塁。打球は、ショート後方へのフライ。捕球後転倒した。
走者はそれぞれ進塁、守備側からタッチアップへのアピールが、まず、3塁であり
セーフのジャッジ。次に2塁へのアピールでアウトのジャッジであった。
2塁でのアピールアウトを第3アウトとしてチェンジ。得点なしとした。
適用
何かおかしくないですか?お気づきになられましたでしょうか?
2塁でのアピールアウトより早く3塁走者が,ホームに触れていれば得点は
認められます。
「タッチアップの早すぎはアピールプレイの一つでありタイムプレイである。」
ということです。
ルール5-7項1.2 CASE 5-16
ちなみにタッチアップのできるタイミングは,飛球が守備者の
グラブに確実に捕球された時ではなくグラブに当たった瞬間です。
完全に捕球した時がタッチアップのタイミングという方がいらっしゃいましたが,
間違いですよ。
ルール1-67
「飛球が野手に触れた直後,走者が進塁するためにスタートを起こすことをいう。」
【事例2】②
2アウト走者2塁。打者は内野ゴロを打ち,1塁へ。タイミングは完全にアウト。
守備者の足がベースから離れ「オフ ザ バック。」セーフ。
ところが,打者走者は,アウトと勘違いして,ベンチに入ってしまいした。
その時点で走者アウト。3アウトでチェンジ。
イニング間に監督から「得点入ってますよね?」と確認があり,
はっと気がついたというケースです。
ベンチに入ってアウトの前に
2塁走者がホームインしてたかどうか?
同僚審判に確認して得点1としたというケース。
このケースも珍しいタイムプレーの一つでしょうか。
年末年始は皆さんどのようにお過ごしだったでしょうか?
練習してた方もいらっしゃるようで、頭が下がります。
私もルーチンは崩さず、トレーニングはしていました。
やってないと日々衰えていくのです。老化のスピードと争っています。
審判のフィジカルの維持向上は大切と思うのですが。
50歳代の方は、一度、体を作って(鍛えて)おかないと、60歳過ぎるとガタガタときますよ。
とアドバイスしても
本気にしないので知らんけど。
元気な先輩審判の方々は、皆さん、ジョグだったりウォーキングだったり
ストレッチとかやってますよ。
若さを過信せず、今のうちから習慣をつけることおすすめします。
って誰かに向けて話しています。(笑)